着床した受精卵の表面からは、絨毛が無数に出て、やがて着床面の絨毛だけが成長し(他の絨毛は退化)、母体の子宮内壁と結合して、平たいホットケーキ状(円盤状) の臓器がつくられます。
これがプラセンタです。プラセンタは、胎児と母体とをむすびつけるとともに、両者を隔てる役割を果たします。
母体から胎児への栄養や酸素などは、母体の血液からプラセンタを通って、胎児の血液に入り、逆に胎児の老廃物は、胎盤を通って母体の血液中に捨てられます。
この際、両者の血液が交じり合うことはありません。
胎児側の血液は、絨毛内の胎児血管を循環し、母体の血液は絨毛間腔を満たすのみです。
母体と胎児の血液型が異なっても、拒絶反応を起こさずにすむのはこのためです。
また、プラセンタは、母体側に異常が起きた時には、胎児を保護する障壁の役目を果たします。
受精卵の大きさは、はじめは直径0.1mmほどですが、約280日後の出産時には、重さ3~4kg、体長およそ40cmの胎児にまで成長します。
その間、プラセンタも、胎児の成長を助けながら拡大し、出産時には直径約15~20cm、厚さ約1.5~3cm、重さ約500gになります。
このように出産までの10カ月に満たない短期間に、胎児は急速に発育しますが、そのために重要な働きをするのがとりもなおさず、このプラセンタというわけです。
私たち哺乳類は文字通り、プラセンタのおかげで、この世に元気に生まれ出ることができるのです。
そして、プラセンタは出産によって、その役割を終了すると、後産として体外に排出されることになります。
・美白効果
・たるみやシワを改善
・血行を促進
・新陳代謝促進で肌の若返り促進
・ホルモンバランスを整える
・代謝機能促進
・体力アップ
・疲労改善
・痩身
・自律神経を整える
・ストレス耐性向上
2gの摂取でプラセンタ注射一回分(400mg)に相当すると言われています。
日頃は、500mg(0.5g)の摂取で十分です。