ヒアルロン酸は体のあらゆる場所に存在し、食品や化粧品、医薬品などにも多く使われている身近な存在です。
1グラムで6リットルもの水分をギュッと抱え込むと言われるヒアルロン酸は、アミノ酸と糖により合成されたムコ多糖類の一種 で、皮膚や目、関節など、人間のカラダをつくる細胞中に細胞間物質として存在する保湿・弾力成分です。
ムコ多糖類の「ムコ」には、ネバネバという意味があり、この粘りが保湿・弾力・柔軟性を支えています。
体内の細胞をみずみずしく潤し、ハリ等をもたらす成分として優れた働きを発揮しています。
皮膚の中では真皮層に存在するヒアルロン酸。図のようにコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めながら肌の柔軟性や弾力性を支える、いわばクッション的な役割りを果たしています。
しかし、赤ちゃんの頃から10代にかけてたっぷりあったヒアルロン酸は、20歳を過ぎるとその生成力が衰えます。
さらに、加齢が進むと真皮層全体の機能が衰えていくため、クッション機能をはじめコラーゲンやエラスチンなどのスプリング機能が退化。
結果、肌全体が弾みを失いへたっていくため、しわやたるみができやすくなるのです。
赤ちゃんの頃に十分にあったヒアルロン酸が、20歳以上になると体内のヒアルロン酸量は5割から3割程度といわれています。
特に皮膚におけるヒアルロン酸量は子供の20分の1にまで減るとも言われています。
これは、食品中のヒアルロン酸量が非常に少ないので、食物からヒアルロン酸を得ることが非常に難しいのです。
体内のヒアルロン酸が減ると、守られていた水分が失われていくため、加齢と共にお肌のみずみずしさが失われてします。
ヒアルロン酸は全ての脊椎動物に存在しており、結合組織や皮にも広く存在しています。
たとえば、鶏肉を食べるときは皮の部分も一緒に食べます、古来からヒトが食べてきたものにヒアルロン酸は多く含まれているのです。
また、中国料理では鶏冠を食材として使うこともあります。
ただし、原末に含まれるヒアルロン酸の濃度は非常に高く、普段の食事で摂る量より圧倒的に多くなります。
ヒアルロン酸は大量に健康食品として摂取しても大丈夫なのでしょうか?
どんなものでも高度に精製されたものを大量に摂取すると、体質によっては拒否反応がでる事があります。
ヒアルロン酸も、それを否定はできません。
しかし、医薬品の有効成分として認可されている成分でもあるので、厳密な条件で安全性が確認されています。
また、これまで健康食品などでもヒアルロン酸による目立った健康被害報告はなく、一般的なサプリメントと同様に安心して摂取しても大丈夫です。
ヒアルロン酸が体内で最も多く存在している部位は皮膚です。
表皮と真皮の両方に存在していますが、皮膚のヒアルロン酸は活発に代謝されており、その半減期は約1日といわれています。
半減期は、代謝・分解されてもともとあった量から半分になるまでの期間です。
皮膚のヒアルロン酸の場合は1日で量が半分に減ってしまうということです。積極的にお肌に補給してあげる事が重要重要です。
ヒアルロン酸の大きな特徴は、理論上1gあたり500ml以上といわれている非常に高い水分保持能力であり、皮膚におけ
るヒアルロン酸の機能は、その高い保水性による表皮の重層構造中の下層のの細胞間の細胞外空間の維持と上層細胞への栄養物の拡散と老廃物の排除といわれています。
つまり、ヒアルロン酸が皮膚の水分のハリと維持に大きく関与しているという事であり、乾燥肌や肌荒れ、シワの発生などと皮膚中のヒアルロン酸の量との間に密接な関係があるようです。
ヒアルロン酸は、ラットを使った実験では、ヒアルロン酸を含む鶏冠抽出物を経口投与した場合に、皮膚欠損創面の減少と完治日数の短縮がみられたとの報告があります。
また、最近ではヒトでの臨床試験も行われ、「新薬と臨床」や「日本美容皮膚科学会誌」などの専門誌で報告されています。
これらの知見では、乾燥肌で肌荒れ傾向のあるヒトを対象に、ヒアルロン酸を経口摂取すると、目の下や首などの水分含量が上昇し、皮膚の滑らかさが増したと報告されています。
健康食品のように口から摂取する場合、最近の報告では1日に120mgが目安とされています。
上の「ヒアルロン酸は飲んで効く?」の欄で触れた臨床試験報告によると、皮膚の水分上昇や荒れ、シワの改善などが確認されたのは、1日に120mg(0.12g)経口摂取した場合であったためです。
ただし、あくまでも食品ですので、摂取量は目安です。感覚的には、毎日耳かきに一杯程度です。
どちらの場合も「お肌がぷるぷるに」なんて言われてますね。
お肌に直接塗った場合、ヒアルロン酸はお肌にほとんど吸収されることはなく、お肌の表面に潤いを与えます。
これは、お肌の表面に塗られたヒアルロン酸が長い間、大量の水分を保持するからです。
これに対して、口から摂取したヒアルロン酸は、小腸などから吸収され、肝臓、血液を通過して、お肌にたどり着くと言われています。
そして、お肌にたどり着いたヒアルロン酸(の構成成分)は、皮膚の中で細胞の形成や水分保持に役立っているといわれています。
お肌の直接塗った場合、吸収はされませんが、高い保湿力を持っていますので、手作り化粧品コスメに少量
添加するのも良いでしょう。
肌表面の保湿と言う部分では、アクアデュウがお勧めです。ヒアルロン酸の2倍の保湿力があります。
どちらの場合も「お肌がぷるぷるに」なんて言われてますね。
お肌に直接塗った場合、ヒアルロン酸はお肌にほとんど吸収されることはなく、お肌の表面に潤いを与えます。
これは、お肌の表面に塗られたヒアルロン酸が長い間、大量の水分を保持するからです。
これに対して、口から摂取したヒアルロン酸は、小腸などから吸収され、肝臓、血液を通過して、お肌にたどり着くと言われています。
そして、お肌にたどり着いたヒアルロン酸(の構成成分)は、皮膚の中で細胞の形成や水分保持に役立っているといわれています。
お肌の直接塗った場合、吸収はされませんが、高い保湿力を持っていますので、手作り化粧品コスメに少量添加するのも良いでしょう。
肌表面の保湿と言う部分では、アクアデュウがお勧めです。ヒアルロン酸の2倍の保湿力があります。
ヒアルロン酸は健康食品原料・化粧品原料としても非常に高価な原料です。
ヒアルロン酸を配合した健康食品も、ヒアルロン酸の内容量(成分量)の多いものはとても高価で、肌や関節など体を若々しく元気に過ごすために良いことは解っていても価格的に続けることは中々大変です。
また健康食品の場合、一日の摂取量の目安が低く(最低摂取量)に設定されていることも多く、一日に必要とされる摂取量を摂ろうとするととても高くついてしまうことが多いですね。
またヒアルロン酸や各種アミノ酸・ルテインなど、一日の摂取量がごくわずかな(0.数g)ものが多くあり、必要な成分は少量でも手軽に飲みやすくするためにデキストリンなどの賦形剤で固めて作っているものも多くあります。
摂りたい成分はヒアルロン酸なのに、それ以外の成分や原料を摂ってることの方が多いのが現実です。
必要な成分の摂取には、健康食品原料(原末)が安価で続けやすくお勧めします。
120mg(0.12g)って耳かき1杯程度?
錠剤だと沢山飲んで「摂ってる」って気持ちになりますね。(120mg以下の健康食品も沢山あります。)
ヒアルロン酸として見てみれば、一日に必要とされている摂取量は120mgで耳かき1杯程度です。
今現在お飲みになっている健康食品がございましたら是非、成分の含有量を確認してみてくださいね。
また、健康食品をお買い求めになる時にも含有量を必ず確かめてから購入するようにしましょう。
価格的には安くかんじても、含有量からみると高くついてしまう健康食品も多くあります。
含有量の目安としては、1.000mg=1g 100mg=0.1g 10mg=0.01g になります。