グリシンは甘みのあるアミノ酸の一種で、体の中ではタンパク質を構成するアミノ酸です。
また、皮膚のタンパク質で、コラーゲンを構成しているアミノ酸の3分の1を占めていて、コラーゲンのらせん構造を作る大切な役割を担っています。
肌の潤いやハリを保つのに欠かせない存在なので、細胞核の中心にある核酸の合成、つまり新しく正しい情報を持つ細胞を作り出します。
この細胞の新生化は、アンチエイジングに重要な意味を持ちます。
グリシンは、アルギニン、メチオニンと共にクレアチンを合成します。
筋肉内のクレアチン量を増やすことで、体力、エネルギーを増強し、細胞核の中心にある核酸の合成、つまり新しく正しい情報を持つ細胞を作り出します。
この細胞の新生化は、アンチエイジングに重要な意味を持ちます。
また、睡眠の質の改善し、より深い睡眠をサポートします。
他にも中枢神経の正常な働きをサポートし発作やうつ病などにも有効な事が分かり、注目のアミノ酸です。
爽やかな朝は、快適な一日を演出します。私たちの生活で毎日必要とされるのが、健やかな眠りなのです。
就寝時は新陳代謝も活発となり、次の日のために、身体は多くの準備をしなければなりません。
人生の3分の一は就寝時間です。
健康な生活は安眠から・・・毎日の生活に睡眠は非常に大切な時間なのです。
心地よい毎日を過ごしたい方、すっきりした朝を迎えたい方にグリシンはおすすめです。
この他にも中枢神経の正常な働きをサポートし、てんかん性発作やそううつ病、ハイパーアクティビティなどにも有効であるということが分かっていて、注目のアミノ酸です。
グリシンは脳に作用して、手足の血管を広げ血液の流れを増やし、血液は酸素や栄養とともに熱を運んでいます。
手足の血流量が増えると、体の深い部分の熱が手足に運ばれて、深部体温が下がります。
睡眠の質が良くなるのは、脳がクールダウンしやすくなるからです。
一方、手足の血流量が増えると、皮膚の角質の水分量が増えて、肌の潤いが増します。
皮膚にあるコラーゲンを作っているアミノ酸のうち、3分の1はグリシンです。
そのため、グリシンを摂ると皮膚のバリアー機能が高まり、敏感肌が改善する効果も確認されています。
さらに、寝ついてから初めての深い眠りのときに、成長ホルモンがたくさん分泌されます。
大人にとっても成長ホルモンは大切で、日中に傷ついた皮膚の細胞のメンテナンスを眠っている間にしてくれます。
睡眠不足になると様々な肌トラブルがおこります。(目の下のクマ・肌荒れ・ニキビなど)
この原因は肌代謝(ターンオーバー)が乱れることからおこります。
健康な肌は28日周期で新しい肌に生まれ変わりますが、この周期が遅れると、古い角質が残ったまま肌の表面が固くなりシワやくすみの原因になります。
肌代謝は眠っている間に行われ、特に活発に肌代謝が行われているのが、個人差もありますが、眠りについてからのおよそ3時間のノンレム睡眠といわれる時間だといわれています。
ノンレム睡眠とは夢などを見ていない深い眠りのことで、この間に肌代謝を促進する成長ホルモンがさかんに分泌されるのです。
成長ホルモンの分泌は20歳ぐらいから徐々に減少してしまいますが、若さを保つためには、なるべく自分の体から成長ホルモンが分泌されるように質の良い睡眠をとることが大切です。
代謝の盛んな10代のピークを過ぎると、肌の潤いとハリを保つのに欠かせないコラーゲンの生成量は減少するばかり。
加齢とともに、紫外線や乾燥などの外的刺激や、喫煙などの不摂生などによって活性酸素が増産されやすくなると、シミ・しわの原因につながり、肌の老化が進むのです。
全生物体のタンパク質に含まれるグリシンは、アミノ酸の中でも最も簡単な構造を持ちますが、肌の潤いやハリを保つのに欠かせない存在なのです。
また、皮膚角質層中のNMF成分(天然保湿成分)に存在するグリシンは、コラーゲンのらせん構造を作る大切な役割を担っています。
1日に3g~5gを、睡眠の30分前くらいに摂取されることが効果的であると言われます。