フェノキシエタノールは、玉露の揮発成分として発見された成分です。グリコールエーテルというアルコールの一種であり各種薬剤の溶剤になります。
緑膿菌に対して殺菌作用をもちますが、殺菌作用は万能ではありません。
そのためフェノキシエタノールは化粧品成分としては、パラベンと併用されることが多く、フェノキシエタノールの使用制限はパラベン同様に製品100g中に1g以内です。
また、フェノキシエタノールはパラベンなどと比較して毒性は弱いが、静菌性も弱いため量的に多く配合しなくてはならず、有効性発現量まで配合した場合の安全性はパラベンより低いとする説もあり化粧品成分としては、パラベンと併用されることが多いです。
また、フェノキシエタノールは、毒性が弱いとされていることから自然派と言われている化粧品にも多く添加されています。
使用する場合には、パラベンと併用する場合が多いです。
どちらの防腐剤も使用量は1%未満とされています。
ご使用されているサロンや医療機関での添加量の多くは、常温保管で0.2%から0.4%程度となっていますので手作りされる場合の参考にしてください。
防腐剤使用に関して多くのお問い合わせが寄せられていますが、そのほとんどがどちらの防腐剤も溶けないというお問い合わせです。
防腐剤は常温の水には溶けませんのでご注意ください。
(動画はフェノキシエタノールを常温の水に添加しています。)
防腐剤は、80度以上で溶解します。
フェノキシエタノールは水には溶解しにくい性質をもちます。
ご使用の際には、80度以上(沸騰状態が容易に溶解します。)のお湯で容易に溶解します。
詳しくは、防腐剤の使用方法をご参照下さい。
その他、パラベンと併用される場合でも、合計で1%未満でご使用ください。