PCAソーダは、アミノ酸の一種であるグルタミン酸の脱水反応により得られるピロリドンカルボ ン酸の50%水溶液です。
無色、透明の液体でにおいはありません。
PCAソーダの成分であるピロリドカルボン酸はNMF(自然保湿因子) の組成成分です。
ピロリドンカルボン酸はもともと皮膚の中に存在しており、吸湿効果はグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールより優れています。
PCAソーダは、皮膚や毛髪にすぐれた湿潤性、柔軟性を与えるのでクリーム、乳液類をはじめ基礎化粧品の保湿剤として用いられています。
PCAソーダは、非常に安全性が高いのも特徴のひとつです。
グリセリンなど他の保湿剤が合わなかった方やアトピー性皮膚炎でお悩みの方もぜひお試しください。
藻や小麦粉、サトウキビから作られるピロリドンカルボン酸のナトリウム塩です。
NMF(天然保湿因子)のひとつで、吸湿性が高いのが特徴です。
ピロリドンカルボン酸は塩の状態で皮膚中に存在し、NMF(天然保湿因子)の中でも大切な保湿成分です。
吸湿効果はグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトールよりすぐれています。
安全性も高く、空気から水分を取り出して肌に潤いを補い、肌の表面を整えて潤いのある若々しい輝きを与えます。
乾燥肌の方だけでなく、キメの荒い肌やざらつきが気になる肌、また、その低刺激性からもアトピー肌の保湿・バリア機能回復にも効果的と言われています。
天然保湿因子(NMF)は、約40%がアミノ酸から構成されているのですが吸湿性と保湿性にすぐれ、スポンジのように水分を吸収・保持する働きがあり、角質層がどれだけ水分を抱えられるかを決定するのは、天然保湿因子量だと言われています。
アトピーなどバリア機能が破壊された肌は、この天然保湿因子(NMF)が少ないことが明らかになっています。
バリア機能修復には、セラミドなど細胞間脂質と天然保湿因子(NMF)が不可欠だと言えます。
PCAソーダは、安全性の高さからも、アトピーのバリア機能修復に、セラミド同様、効果的と言われています。
化粧水・美容ジェル・乳液・クリーム・ヘアケアなどに使用してヒアルロン酸と好相性で相乗効果も期待できます。
全体量の3%~10%くらいの量でご使用下さい。